NO.359【長すぎる?夏の空をみあげて思う】

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こんにちは!今週のお便り担当の八代健正です。
日頃より当法人の活動に対し、多大なご協力を頂きありがとうございます。

史上、最も早い梅雨明けから始まった今年の夏。
つまり、史上一番長い夏・・ということになっている・・と言えるのかしら?
館山の経済的に言えば、観光業に良い影響を与えることになるでしょうし、
多くの方が「夏」を楽しむ時間が長くなっておりますので喜ばしい?

八代の個人的な話ですが・・昨夜、6年前に高校を卒業してから他地域で暮ら
す娘がお盆休みで帰省し久しぶりに再会、愛犬ハチをつれて夕暮れの海を
一緒に散歩しました。
この夏、25歳になった娘の目に「館山は静かでいいところ、ほっとする場所」
に写ったようです。まだまだそうなのだ・・と、どこか安心。

娘が帰ってしまった今朝、今回はハチと二人っきりで同じ海岸を散歩しながら
未だ暑すぎる空を見上げ、「くそっ・・暑いな・・なげーな今年の夏」と、
いまいるところからUターンする気配のない娘が帰ってしまった腹いせも含めて
毒づき、つぶやき。

この夏の長さはそもそも異常。梅雨明けが早かったのは何の因果?
ちょっとまて、この異常な暑さも・・そして昨年秋の台風被害、毎日吹き続ける
強すぎる風、日照り、突然の大雨、赤潮・・・。
とっくに世界中で警鐘が響いてはいたものの、どこか対岸の火事・・というか、
口では「自然環境を守らねば・・」みたいなことを言ってはいたものの、なんの
行動も起こすことなくいましたが、ふっ、と不安でいっぱいになりました。

移住先として・・という以前に植林ではなく自然のままが保存されている豊かな
自然森林、黒潮が流れ込むことで豊かな生態系と浄化能力を持ち続けている美し
くも壮大な沿岸と外洋に囲まれた「貴重な自然環境」のなかにある館山・南房総
は、地元の我々や首都圏住人のみならずこの国の大切な財産といえる地域なのかも
しれません。

守らねば。
いや、元に戻す努力をしなくてなならない。この豊かなで大きな岬を受け継ぎ、
引き渡してくれた先人のために、そしてこれからここに住む子孫や移住者のため、
時々帰ってくる娘のような館山出身者のため、そして世の中のために。

Think Globally、 Act Locally。
だいぶ前によく言われた言葉だが、いまこそこれかもな。

なにか、本当に真剣にやらなきゃならん・・と本気で思います。

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