NO,508【家を借りるのか、買うのか悩みますね、、】
こんにちは。いつもお便りをご覧くださいまして誠にありがとうございます。
本日の担当は八代健正です。
移住を考えるにあたり「お金」のことはどんなひとでも重要なテーマになると思います。ベストは、FP(ファイナンシャルプランナー)など「お金のプロに相談」ですが・・そういってしまうと僕の出番がなくなるので(笑)
また、けっこう自分でも簡易的にはできるし、やらないよりはやった方が良い、いや、やらなくては駄目だと思うのが移住前のお金のお金の計画(計算)だと思います。
おススメするのは、「予想家計簿」を書いてみること。
ハローワークや、おせっ会、その他の情報などをもとに予想される世帯収入を想定算出し光熱費、食費、家賃、貯蓄、保険などなど経費を差し引きし収支をまとめてみます。そうすると、生活が成り立つのか?もし、成り立たない、ちょっとギリギリすぎるとなった場合、何を削ることができるのか・・ということを考えることが可能になるわけです。
また、その予想家計簿で大事なのはスタート時の金額をいれるだけではなく、お子様の成長や、自分たちの退職の時期、個別に想定される生活の変化などを入れ込み2,3年後、10年後、20年後など、短期、中期、長期の予想をある程度見ておくこと。
※11月14日ふるさと回帰支援センターで移住とお金についてのイベントをやります。
https://www.furusatokaiki.net/seminar_detail/?event_id=344115
と、前置きが長くなりましたが、今日の本題「家は買うか?借りるか?」という話です。
東京都内ほか大都市圏から移住をするときに、まずは借家から、という選択をされるかたが多くなります。
もちろん、知らない土地なのでいきなり購入してしまって後に引けない状況を作るのは良くないことですので、大切な考え方です。それを前提にして、ということになります。
館山の平均的な家賃の相場が50,000円~60,000円くらい。予想家計簿で大事なのは長期までの予想と書きましたので、これを計算してみますとこの平均的な家賃は1年で60万円~72万円 10年では600万~720万円という経費になってゆきます。
この10年後の金額は、館山で中古住宅が購入できる金額になるわけです。
ちなみに、この価格帯の物件の固定資産税は(いろんなパターンはありますが)年額でおおよそ3万円とか5万円です。
もちろん、事前にその家、土地をよく知るということは大事ですが、お金の計画だけでいうと実は賃貸よりも効率がよくなるかも知れません。 その家、地域が合わなかった場合、その家を他の方に賃貸で貸す、ロケーションやその家の規模によっては貸別荘にするというリスク回避も可能かもしれません。( その集客ができるロケーションなのか、特殊な改装をしていない、昭和25年以降の建物の場合建築確認が取れるのかなどの確認は必須です)仮に安めに見積もり月額40,000円で賃貸に出した場合、年間で48万円10年で480万円“戻って来る”ということになります。貸別荘なら更に利回りは良くなる可能性があります。(うまく集客できればですが)
移住、2地域居住を希望される方が多い館山市ですので、場所によっては十分に需要はあると思われます。
長期の予想家計簿をつくるとき、1~2年は賃貸、その間にさらに地域をよく知ったうえで定住したい地域を確定させ3年目で家を買う・・というような計画を書いておくのもいいかもしれません。
とここまで書いておいて・・買った方が絶対得ですよ!ということ書いているわけでもないのです。
例えば、いずれかは元の住まいへ戻る計画の場合、その年数により賃貸の方がいいのかもしれません。
貸別荘、賃貸の管理は遠隔地からですとちょっと面倒なことも少なくないようですので、お勧めしません。また、この計画は、その物件を買い取り、リフォームするだけの可処分資産のある方向けということにはなります。借り入れを起こしてしまうと、そこに利息が加わるし、もし家、土地が合わなかった場合賃貸や貸別荘利用の活用をすることでのリスク回避が難しくなったりします。
それから、賃貸でものすごく安く借りれた場合はその計算は成り立ちません。
例えば家賃10,000円~30,000円だった場合、1年で24万円、10年でも240万円ですから借りておいた方が得かもしれませんね。
ちなみに、500万円を下回る物件の多くはリフォーム費用がかなりかかるケースがあり、200万円の物件を買ってもその補修費に数百万ということは珍しくありません。
また、起業や本格的な農業を志すひとの場合、ほかに優先するべき投資先があると思いますので、余剰予算を住宅には使わないほうがいいケースもあろうかと思います。
なんとなく結論の出ないような話になってしまいましたが、、以下、八代の感覚での判断として整理しますと
☆購入も検討したほうがいいケース
1,余剰予算が豊富にある(500万以上)
2,館山をよく知っているもしくは、よく知る時間に余裕がある。
3,△ 現時点で就学しているもしくは間もなく就学予定のお子さんがいない。
(※すでに就学しているお子様がいる場合、いずれ家を購入するときに転校をする可能性があるため、地域を知る期間をしっかり作り、最初から購入をする、もしくは賃貸で義務教育が終わるまで待ち、そのタイミングで購入するほうがいいかもしれません。また、多くのご家族がお子様を転校をさせないため、購入時からお子さんが高校に進学までの間、学校への送迎をするということにされており生活のリズムに負担がかかります。)
4,10年以上の期間を館山で暮らすつもりがある。
5,不動産投資などに詳しい、もしくは興味がある。
☆賃貸からはじめたほうがいいケース
1,上記の1~5の反対のケース
2,起業を考えている(農業も含む)
3,ものすごく安い賃貸(30000円以下)にあてがある場合
悩める「家」問題。
ぜひ、移住相談などでもっと詳しくお話しましょう。
※11月14日ふるさと回帰支援センターで移住とお金についてのイベントをやります。
https://www.furusatokaiki.net/seminar_detail/?event_id=344115
有楽町でお目にかかります!