NO,433【震災から9年】
こんにちは!今週のお便り担当の八代健正です。
日頃より当法人の活動に対し、多大なご協力を頂きありがとうございます。
昨日で東日本大震災から9年が経ちました。
多くの報道から今なお残る津波の爪痕や、4万人以上のひとたちが避難所生活を送
り続けている事実を知り、あの大災害からの復興がいかに大変な事なのかを改めて
認識しました。
家族を亡くし、友人知人を失いながら今もなお、現地で戦っている人、数年かけて
事業を復活させた人、凍る季節も灼熱の季節も必死に耐え抜いてきてやっとここま
で来たのに、台風19号で再度の水害にあった人たちも。
「止められればどんなに楽だろう・・。」って、テレビを見ながら思いました。
その一方で、「無かったことにはできないからね。」という現地で復興に向けて
頑張っている住民の言葉は重く、涙が止まりませんでした。
東日本大震災で亡くなられた皆様のご冥福と今もなお、そこで踏ん張っているす
べての皆様に一日も早く平穏が戻ることを心からお祈り申し上げます。
図らずも、昨年台風被災した館山市富崎地区の復興活動に思いを映します。
「無かったことにはできない。」
この美しい漁村を襲った災害もそうだし、この村で生まれ、生きてきた多くの人の
営みも、偉大な歴史も、無かったことにはできません。なんとか、先へつながなきゃ!
あの巨大災害からすれば規模も、被害の深さも小さく浅い物だったのは事実ですが、
わたしたちがいま取り組んでいる富崎地区をはじめ、館山でも数か所の地域において
先へ繋ぐことができなくなる危機を感じます。
これまでは必死のチカラ、火事場のクソ力で復旧を続けてきましたが、ここからは
10年、20年後、この地域がこうあってほしいというイメージを明確にし、着実に一歩
ずつ進めていく活動が必要になります。
空き家の活用、移住者の促進は時間と労力がかかる仕事となります。
それでも必ず地域が復活する力にはなるはずです。
移住をしようと考える皆様お一人、お一人がその力です。
移住される皆様のためはもちろん、この地域が未来を迎えられることを目指し、移住
のお手伝いを続けて参ります。