NO,457【私事ですが52歳になりました。】
こんにちは!今週のお便り担当の八代健正です。
日頃より当法人の活動に対し、多大なご協力を頂きありがとうございます。
今日で八月も終わりますね。私事ですが、今月52歳になりました。
52年も大きな病気もせず、ここまで生きてこれたことに、丈夫に産んでくれ
育ててくれた母、父に感謝です。
52歳。
約46000人市民の館山のなかで、同じ歳のひとは600人強、ぼくらより年上の
世代は、おおよそ27000人ほどいらっしゃる。このまちではまだまだヒヨッコです・・
と思うと同時に館山の高齢者比率の高さがうかがえます。
高齢者比率の高さは、その地域の未来の衰退をある意味示唆しているのは言うまでもなく
移住促進=ぜひ、このまちに住んでください!と言っている身には心苦しくもあります。
若年層の人口が少なく、成人してからの地域内定着率が低いこのまちにおいて2014年に
発表された「消滅可能性都市」の話はリアルに感じるところ。
でも、ここは僕らが育ったまちです。ふるさとです。
そして移住して新たに市民となった皆さんにとっても愛すべきまちなはず。
消滅なんかさせて堪るか!52歳からバリバリ頑張れるのはあと何年だろう。
頑張って良いまちづくりをして、貴重である年下19000人に、そしてこれからも産ま
れて来る世代に渡してゆくことを実行してゆかねばならないという思いを改にしました。
とか書きますと、何やら政治家のような書きっぷりになってしまうのですが・・
自論ですが、まちづくりとは、みんなが日々の暮らしのなかで意識してゆかねばならぬ
ことで、一人として関係のないひとはおらず、それは国、世界に置き換えても同じこと。
誰かが、地球を救ってくれるってのは、マントを羽織った人や、全身タイツを着たひとが
主人公の映画の世界の話でして、基本は一人一人が自分たちの生きる現代を後世により良い
形で渡してゆくという意識を持ちつつ日々生きてゆくこをが地球を救う唯一の方法。
なんとなく壮大な話になってしまいそうなので、地球を救う話はこの辺で終えまして・・
移住してきた人たちも、このまちのそういった仲間ですので、まちづくり、まち守りに
積極的に参加すべきです。
特別なことではなく、近所で会ったひとに挨拶をする、地域の行事(集会、清掃など)に
参加する、ゴミの分別をちゃんとする、選挙に行く、税金を納める。
もうちょっと頑張るのであれば、車に乗る回数を減らす、近所のゴミ拾いをちょっとする、
(海で遊ぶひとは帰りに少し拾ってくるとか。)、電気、水道などを使いすぎない、
近所の独居高齢者と仲良くなるなどなど。
更に頑張るのであれば、地域のボランティア活動に参加する、地域をよくする活動に参加
する(寄付をするのも大きな貢献です。)、近所にちょっとだけ「オセッカイ」する・・
などもあります。
どのくらいやるかでは無くて、意識を持つということが大事。
色々物議を醸しているようではありますが、スウェーデンの若き環境活動家グレタさんは
「あなた達大人が私の未来を台無しにしようとしている」と言い、世界中に気候変動の危機
を、そしてその被害を被るのは自分たち以降の世代だということを訴えました。
わたしたちは、この世をより良くして渡してゆく責任を負わない者はだれ一人としていない
ということを認識すべきでしょう。
移住してきたひとも、もともとこのまちのひとも、これから移住する人も、みんなでこの
まちを良くしてゆきましょう。みんなでこの世を良くしてゆきましょう。
そんな風に思い直した52歳の誕生日でした。